公益社団法人制度の改革により、社団法人格を持っていた団体が岐路に立っている。
我々が所属する、(社)全国建設業協会や(社)神奈川県建設業協会はもとより、地域の建設業協会も、検討委員会やプロジェクトチームを設け検討を始めているようだ。
公益社団法人と一般社団法人の違いは、社会的信用の解釈や事業費率また税制により差別化されているが、特に気になっているのはその存在意義による、公益性と共益性であると思う。確かに、建設協会の存在意義は目的として「建設業を技術的、経済的及び社会的に向上させ、会員相互の和親に寄与すると共に公共の福祉を増進することを目的とする」(神奈川県建設業協会 定款抜粋)とある。つまり、会員相互の“共益性”が優先され、公共に対する“公益性”が後にあるということである。
ここに、これからの建設協会の存在意義を確かにするヒントがある。 以下次号